デジマと営業部隊は両輪で高め合うのは理想論なのか?
公開日時:2025/01/03
更新日時:2025/01/03
最近、この命題について考えることが多くて。デジマやり始めて何年か経つんですが、正直まだモヤモヤが晴れないんですよね。
入社した時は「よっしゃ!デジタルマーケティングで会社変えてやる!」って意気込んでたんですけど(笑)、現実はそう甘くない。特に最近、後輩が増えてきて、彼らに「こうあるべきだよね」って話しながら、自分の中でも迷いがあって。だって、"あるべき姿”に寄せていってる感じあまりないじゃない。これって私だけなのかな?って思って、ちょっと書き留めてみることにしました。
理想なのはわかっているけれど
デジマは単独でいきているわけではない
よく「営業とマーケの連携が〜」とか「両輪で〜」とか聞きますよね。そりゃそうなんですけど...。実際やってみると、これが本当に難しい。
だって、会社って色んな部門があって、みんなそれぞれの目標があるじゃないですか。デジマだけが良ければいいってもんでもないし。他の部署の方針とぶつかることも多くて。これってなかなか解決できない課題だなぁって、日々感じてます。
仕事柄全体への目配せ物言いをすることから疎まれることが多い
デジマやってると、どうしても「全体最適」って言葉を使いたくなるんですよね。でも、これが曲者。
「ここはこう変えた方がいいんじゃない?」って言うと、「余計なことを...」みたいな空気になることも。特に、一定組織や会社としてのあり方が固まってる企業だと、営業のやり方って何十年も続いてきたものがあるじゃないですか。その中で、私みたいな若造が「デジタル」とか言い出すと...まぁ、反感を買うのも分かるんですけどね。

営業の人達と仲良くやりたいが現実はぶつかったり板挟みになったり
ホントは営業の人たちともっと仲良くなりたいんです。だって、現場を知ってるのって営業の人たちじゃないですか。その知見がないと、私たちの施策も机上の空論になっちゃう。
でも、やっぱりぶつかるんですよね。例えば、MAツール入れようとすると「今のやり方で十分」って言われたり。リードの質について「これじゃダメ」って言われたり。効果測定の方法で揉めたり。
あと、これは言いづらいんですけど、短期の数字を追いかける営業部隊と、中長期の顧客育成を考えるデジマだと、そもそも時間軸が違うんですよね...。期のアタマのうちは互いに良い会話もできることもあるんだけど、だんだんと期末が迫る中で「それはそうなんだけど・・・」ってなるよね。
営業の言い分もあるし、わかるよね
でもね、営業さんの立場に立って考えてみると、「あぁ、そうだよな」って思うことばっかり。
四半期の数字に追われてる中で、「効果が出るかどうか分からない新しいことやってよ」って言われても、そりゃ躊躇しますよね。長年かけて築いた顧客との関係だって、デジタルツールで希薄になったらイヤですよね。
正直、自分が営業だったとしても、同じこと考えると思います。
営業とデジマの未来の関わり合い方
技術が進歩してもこの部分は機械は置き換えてくれるのだろうか?
最近、AIの進化がすごいじゃないですか。営業の仕事も自動化される...みたいな話もちらほら聞きます。でも、私は絶対に人間にしかできない部分は残ると思うんです。
例えば、複雑な商談の時の駆け引きとか。顧客の本音を引き出す深い対話とか。予想外のことが起きた時の柔軟な対応とか。こういうのって、絶対AIじゃ無理でしょ?
だから、今考えなきゃいけないのは、「デジタルか人間か」じゃなくて、お互いの得意分野を活かした新しい働き方なんじゃないかな。
具体的に言うと:
- データを使って顧客のことをもっと深く理解する
- 面倒な作業はデジタルに任せて、人間は本質的な対話に集中する
- オンラインとオフラインをうまく組み合わせる
みたいな感じ?
これって理想論かもしれない。でも、この理想に向かって一歩ずつでも進んでいかないと。後輩たちにもそう伝えながら、自分も日々模索中です。
みなさんはどう思います?同じように悩んでる人、いたりしません?