年末年始のリスティング広告運用、これだけは押さえておきたい停止・再開のコツ
公開日時:2025/01/04
更新日時:2025/01/07
普段はGoogle広告とMicrosoft広告の運用を担当しているのですが、今回は年末年始の大型連休を前に、広告運用担当者として押さえておきたいポイントをお話ししたいと思います。
年末年始だ!大型連休だ!...その前に確認することは?
実は先日、同じ部署の先輩から「◯◯くん、去年の年末年始の広告費用、無駄打ちしてたよね?」と言われて青ざめた経験があります(汗)。
B2B企業の場合、年末年始はほとんどの取引先が休業期間に入ります。つまり、営業日以外に広告を表示させても、問い合わせはほとんど期待できないんですよね。それどころか、限られた年間予算を無駄に消費してしまうことになります。
なぜB2Bビジネスは営業日以外の広告を止めるべきなのか
私の経験上、B2Bの広告運用で見てきた数字を共有させていただくと:
- 土日のコンバージョン率は平日の約20%
- 年末年始期間中のコンバージョン率は平常時の約5%以下
- 問い合わせがあっても、返信が遅れることによる機会損失のリスクが高い
このデータを見ても分かる通り、休業期間中の広告運用は効率が著しく低下します。ただし、ここで重要なのは「適切なタイミングでの停止と再開」。この作業を間違うと、想定外の広告配信や、逆に営業開始日に広告が表示されないという事態を招きかねません。
リスティング広告の停止と再開、プラットフォーム別のポイント
Google広告の場合
Google広告は比較的設定が直感的です。キャンペーンレベルでの停止・再開が可能で、以下の手順で設定できます:
- ツールから「一括操作」、「ルール」とを選択
- 特定の日付範囲で停止するよう設定
- 設定するキャンペーンを選ぶ
UIは変わりやすいですが、おおよそ左側のツールから
これで停止はできるのですが、また再開用のルールも設定する。案外にルールの名称をつけるのも面倒だ。でもここで手を抜くとなにかあったときにまずいですよね。。。

祝日による1日の休みでも設定するので、タイミングは多くなくとも地味に面倒くさい(操作のやり方思い出したりとか)。通常の配信スケジュールの方に、祝日のプラグインとかないんですかね?
Microsoft広告の場合
Microsoft広告は少し異なり、Google広告よりワンポイントで設定するスケジュールルールには扱いやすいようにできています。私の場合、以下のような対応を取っています:
- キャンペーン一覧の画面から「自動化」を選択
- 一時停止なり再開を選択
- 適用タイミングや対象キャンペーンを選択

特に自動ルールの設定は、休暇中の心理的な安心感が違います。「もしかして停止し忘れたかも?」という不安から解放されますよ。
具体的な年末年始の広告運用スケジュール例
私の場合、以下のようなスケジュールで運用しています:
- 12月28日17:00 - 広告停止
- 1月4日8:45 - 広告再開準備
- 1月4日9:00 - 広告配信開始
この時、以下の点をチェックリストとして必ず確認します:
- 予算設定の見直し
- 入札単価の調整(休暇明けは競争が激化する傾向があります)
- 広告文やリンク先の正常性確認
まとめ:間違えず心安らかにお休みを迎えるために
年末年始の広告運用で最も大切なのは、「計画的な停止と再開」です。慌てて設定すると必ずミスが発生します。
私の場合、12月に入ったら早々にスケジュールを確定させ、上司への報告も済ませています。そうすることで、年末のバタバタした時期でも、落ち着いて作業に取り組めます。
みなさんも、この記事で紹介したポイントを参考に、効率的な年末年始の広告運用を実現してください。もし具体的な設定方法で悩むことがあれば、コメント欄でお気軽に質問してくださいね。
それでは、良い年末年始をお過ごしください!